弔い山行

 7月末、大好きだった先輩が亡くなりました。温厚かつ冷静で常に発言に重みがあり、尊敬する先輩でした。山が好きで一緒に登ったりもしました。

 残念で残念で・・・

 そこで、かつて山仲間家族の大パーティーを組んで一緒に登った山へ行ってみようと、8月12日にフラッと上高地に行ってきました。みんなで登った山は「焼岳」でしたが、火山情報が出ていたため足が向かず、焼岳とは反対側の山、前穂高岳に向かって登っていきました。ひたすらひたすら登り続け、大量の汗と一緒にもやもやしたものが排出され行くのが分かりました。

 上高地は晴れていましたが、山の中は終日ガスに覆われ時折小雨がパラつくあいにくの天気。先輩の写真も持っていき頂上の景色を一緒堪能しようと思ったのですが、頂上の視界も5mほど。あきらめて下山しはじめ5分ほどすると、突然一瞬で一気にガスがはれ、景色が広がりました。5分間だけの夢の中のようでした。先輩が2人のためにガスを吹き払ってくれたものと、まじめに信じています。

 

先輩と頂上で

その5分後の景色(奥穂高、北穂高、槍ヶ岳)

 行ってよかった!登ってよかった!

 

 

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