(前述の続き)2日間かけて土砂降りの中を北鎌尾根にむけてアプローチし、パンツの中、靴の中までぐちょぐちょになってしまいました。これは想定内、雨を満喫。北鎌尾根に上がってから簡易テントで泊まったのですが、泊まったところ付近には虫の大群が生息していました。ハーハー登れば口から吸いこみ、むせます。一部は食道から胃の中へ(味はなかったですね)。眼にも鼻にも耳にも入ってきます。虫よけスプレーも持っていきましたが、「野生」の虫たちには数分も効いていません。顔を中心に10か所以上刺されてしまいました。これも想定内、とても嫌でしたが虫の住んでいるところへこっちから行ったわけですので仕方ありません。虫を満喫?
ところが、アタックの朝、右眼で時計を見ようとするとまぶたがまったく開きません。目ヤニでくっついたという感じではなく、まぶたが動かないのです。びっくりしました。手で無理矢理あけると目は何とか見えます。そういえば顔じゅうがとてもかゆい。虫に刺されて、右眼を中心に顔がポンポンに腫れ、目が開かないことがわかりました。鏡もありませんし、下山してとった写真をアップしてみました。右半分別人ですね。視野の上半分は見えず、下1/4も腫れた下まぶたが見えるのみ。目の前30cmほど離れたところのものが上下10cmの範囲でしか見えないイメージです。これは想定外!ちょっと困りました。なぜかというと、登る岩場のルートを確認するには見上げないといけないのですが、これができません。また、微妙な両側が切れ落ちたルートをたどる時などには足元を確認しなければなりませんが、これも左だけで遠近感がわかりません。これには閉口しました。仕方ないので、岩場を登るときには首をおもいっきり左にかしげ、横向きで岩のルートを見上げて確認し、「オレはニワトリか~い…」とつぶやきながらせっせと登っていきました。この不自由さ、これも自然に逆らえないこと?と考え、満喫したつもりです。下の写真は「虫の生息地」に張った簡易テントの中です。刺された直後で、この後顔に変化が・・・・。
その他、荷物の軽量化のため余分なものは一切持たず、食餌は袋に入ったもので湯を入れるだけの人工食の「餌」。寝袋も持たず寒い夜を。山を汚したくないと、「ウンコ」を我慢し(たまたま出なかっただけ?)、そんな生活の不便さをとても満喫しました。
なんといっても、最高のそう快感、達成感、充実感、満足感すべてを満喫!
山登りっていうものはそういった大自然のすべてを満喫するのですね。
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昨年も同ルートを目指しましたが台風の襲来で断念しており、そのリベンジでした。ただ今年も台風の影響があり、前半は「雨」の予報でしたので、休み後半の土曜、8月15日の1日に照準を合わせ、槍ヶ岳の北鎌尾根というルートを登ってきました。このルートは一般的なルートとちょっと違って、登り始める前のアプローチに最低一日かかってしまいます。ルート自体も道しるべなどはいっさいなく、好きなルートどりをし、ワクワクしながら岩の登り降りを続けていく、とても楽しい魅力的なルートです。そしてそのゴールは槍ヶ岳山頂、大勢の登山者が写真を撮っている祠の後ろからひょっこりと顔を出して登攀終了です。
写真は駿河湾方面で山はありませんが、頂上からもどちらを見ても雲海…ということは、富士山以外の日本の山はすべて雲の中!「頭を雲のう~えに出~し」の歌の通りです。そうするとやっぱり「富士山の上でおにぎりを!」(写真2)となります。
25年前の 夏に初めて富士山に登った時、私は二度とこの山は登らないと思いました。なぜならば、人が多すぎ!汚物は垂れ流し!山小屋は営利目的のみで登山者を顧みず!登山のルールの存在しない危険な山!富士山は、登山対象の山岳ではなく巨大な観光地である、と思ったからです。しかし、子供の一番登りたい山はまちがいなく富士山!3人の子供をつれそれぞれ山頂へ。またなんといっても日本一の高所の富士山、高所に慣れるためのトレーニングに山頂へ。また自転車と徒歩、すなわち自分の足だけで海抜0mから3776mを登ろうとバカなことを考えまた登り…。数えてみると10回目の富士山でした。やっぱ煙と一緒で高いところがスキなようです。


