2012.5.7 東北の被災地はまだまだ悲惨

 くろがね小屋に泊まれないわれわれ家族は電話をかけまくり、その日のねぐらを確保しようとしましたがGW後半初日の宿泊であり、なかなかうまくいきません。しかし、運良く南三陸町のホテルに部屋が空いていました。カーナビにいれ、ホテルに向かい、峠を越え、海岸方面へ向かったところ、いきなり津波でやられた現場に入って行きました。瓦礫はほとんど片付けられていますが、家は土 台だけでまったくなし、かろうじて残ったビルは骨組みだけか、傾いています。線路は崩れ、いきなり崖にトンネルが丸見えです。車もまだそのまま転がってもいます。ショックでした。テレビで何度も見た光景ですが、いまだにそのままです。ビルの屋上に車も乗っています。あるのはほんの数件のプレハブでのコンビニだけで、そのほかのお店もありませんでした。雨でもあり、現地の人はどこにもいません・・・・。しかし高台には役場や、その他の町の機能が集約された場所があり、夜の飲み屋さんの集まりなどもあったりして、ちょっとほっとしたりもしましたが。

 問題は山積されています。小生思うに一番の問題は地盤沈下です。90cmほどの沈下があるそうで、特に今回の大雨の時などには道路がいたるところで冠水し、通行止めになっていました。これでは町に住むどころか、工場や仕事場を造るにしても大問題です。

 いまだに瓦礫の持ってき場所や処理に困っている状態ではらちがあきません。われわれ名古屋もしっかりと受け入れ、瓦礫を処理し、何とかして町全体を1mかさ上げし、堤防を造り、水産工場、その他生活の基盤を造り、高台には生活の空間を造り上げる・・・・・・。先はまだまだ長い。長すぎます!

 ただの野次馬で写真を撮ったりして・・・・、現地の人たちの気持ちも分からず、なにもすることができない無力さを直に感じ・・・。情けなかったです。

 何かできること・・・・また、考えることを約束して帰名して来ました.

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