昨年の噴火の後、御嶽山のことはとても気になっていました。ふと空いた昨日の日曜日に御嶽山へ、と行ってみましたが、折しも昨日は噴火1年目そのものでした。噴火がなければ紅葉真っ盛りの日曜日、多くの登山者で行列のはずですが、昨日は限られた登山者のみ、代わりに多くの報道関係の存在で異様な光景でした。
私は、入山制限のかかる9合目まで、笑顔、歓声のない道をただただ黙々と登り、合掌一礼した後、駆け下りました。この道を、多くの登山者が命からがら駆け下ったかと思うと、いたたまれませんでした。しかし汗と涙が流れ出ると、もやもやとしたものもなんとなく体から排泄され、少し気が晴れるような不思議な気分を味わいました。皆で、黙祷。
御嶽山にはまだ5名の方が眠っているようですが、自然の復元力には目を見張ります。登山道の溝や窪み、岩の陰には火山灰がセメントのように固まっており、上へ行けばいくほどその量は増えていきます。しかし想像していた灰の山、死の山ではなく、木々も茂り、紅葉もそれなりにあり、「御嶽山」でした。以前に会った雷鳥は元気かどうかわかりませんが、小鳥も何羽も飛び交い、きれいなおいしい水も流れています。
噴火も自然、そこからの回復も自然、また噴火するかもしれない、それが自然でしょうか。
自然に触れることはいいかもしれませんが、自然をなぶってはダメですね。ふと思いました。原子力もいけませんが、地球温暖化につながる火力もダメ。貴重な電気を感謝して有意義に使いたいものです。
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