今年も「東北」を意識して福島の山行を計画していましたが、最終的には群馬・新潟の県境の山、「谷川岳」に行ってしまいました。
谷川岳には「国境の長いトンネルを抜けると雪国」となる有名なトンネルがドカンと貫いています。また2000m足らずの標高ですが、豪雪地帯でもあり、加えて北東側には剱、穂高とならび三大岩場といわれる魅力ある岩場が存在するため多くの遭難死亡者を出してしまい、その数はエベレストその他の世界の8000m峰すべてにおける遭難死亡者総数より多いということでギネスにも載っている?有名な?「魔の山」「人喰い山」ともいわれている山です。こんなこともありずっと気になっていた山でした。ただ、私のとおった尾根は一般登山道で、特に危険なルートではありません。中腹のスキー場までロープウェイが運んでくれることもあり、多くの登山者でにぎわっていました。私は、北東面の岩場を眺めたいと思い、西黒尾根という尾根を使いました(写真①:西黒尾根上部から見た頂上と岩場の一部)。まだ雪は所々がっぽり残っており、岩とのミックスを楽しみました。西黒尾根を登るパーティーは5~6ありましたが下る者はおらず、後半は静かな春山(写真②)を満喫することができました。これでリフレッシュ1完了!
谷川の岩場は明るい感じで剱や穂高とやや印象が異なりましたが、スケールの大きなもので、も少し若かったら挑戦していたでしょう。
なお、谷川岳は双耳峰といって頂上が2つあります(写真①)。トマの耳(1963m)、オキの耳(1977m)(写真③)という難しそうな名前がついていますが、「手前のてっぺん」「奥のてっぺん」という実に単純なこと。また、北アルプスなどの「山脈」とは異なり、360°周りは「山だらけ」、これまで訪れたこともない山域のため地図を見ないとどれが何山なのかわっかりにくく…興味を持ち、また訪れたい山となりました。ちょっと遠いですが。
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