夏の山:私も60歳になりました。体力・持久力維持のため、挑戦も含めて一日でなるべく長時間歩くことを目的に、8月10から12日、奥黒部方面の山に行ってきました。
黒四ダムでせき止められてできた黒部湖の尖端(黒部川が黒部湖になるところ)あたりから、標高2986mの黒岳(水晶岳)に突き上げる長大な尾根に読売新道という登山道がついています。
逃げ道はなく水場もないのですが危険なところもありません。北アルプスのど真ん中にあたるところの尾根で、四方八方、山だらけ、素晴らしい展望で知られる登山道です。ピーカンの下の登高、また、しんどく長い尾根道のため登山者もまばらで、8月11日の一日中しっかりと「山」に浸ることができました。
一晩目の「奥黒部ヒュッテ」は6畳間を独り占めでゆったりステイ。尾根を登りきった二晩目宿泊予定の「水晶小屋」は人気の高い登山道にあるためとても混雑しており「2畳に5名のギュウギュウ詰めです」といわれ通過し、そこから3時間先の野口五郎小屋まで足を延ばしました。ちなみに野口五郎小屋は1畳に1人。この日は歩き続けること12時間半。俺ってまだまだ歩けるじゃない・・・・と少しホッとしました。
頑張ったおかげで、翌朝、野口五郎岳頂上からは素晴らしいご来光を拝むことができました。