当院でもすでにインフルエンザの患者さんが2名ほど発生いたしました。お二方とも高熱など比較的典型的な症状でした。
手洗い、うがい、マスク、十分な睡眠を心がけ、ご自分の身をお守りください。また、インフルエンザワクチン接種もとても有効な手段であり、お勧めいたします。
当院では、10月16日よりインフルエンザワクチンの接種を開始しています。
よくあるご質問
Q:「いつごろ打つのが一番いいのですか?」
A:11月を中心として年内に受けられることをお勧めします
インフルエンザの流行はだいたいお正月をすぎてからです。ワクチンは概ね接種してから数週間から効きはじめ、しっかりと効くには1か月かかります。3ヶ月め頃が効き目のピーク。5~6ヶ月間有効ですので、11月が最適といえるでしょう。患者さんが発生していることが気になられれば、早めの接種もよいかと思います。
Q:「北川くりにっくのワクチンは何型ですか?」
A:日本国内のワクチンはすべて同一のものです。製造元は異なっても日本中どこの医療機関で接種しても中身は全く同じワクチンですので「あそこのワクチンはB型だったから打ってもA型にかかってしまった。」などということはありえません。
Q:「ワクチンを打ったらぜったいにインフルエンザにかからなくなりますか?」
A:残念ながら、かからないとは言えません。
有効率は70%。これはインフルエンザにかかった方の中で、ワクチンを接種していたら70%の人はかからなかった、ということです。有効率70%のワクチンはとても有効です。
ワクチン接種によりかかりにくくなることは間違いなく、かかっても重症化することや死に至ることはほぼなくなります。
Q:「接種後よくもんだほうがいいですか?」
A:もむ必要はありません。
接種した皮下の薬剤が、拡散、吸収するようにさすっていただく程度でいいと思います。入浴、運動なども基本的にかまいません。
※インフルエンザワクチンは多くの人が受けたほうが有効で、80%の人が接種されると患者さんはいなくなるとも言われています。
多くの方が接種されますと、患者さんの発生数は減少します。という事は、接種されていない方が感染する確率も下がります。
インフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」といって比較的安全なワクチンです。また、効果も確立していると思っています。このあたりをご理解いただき、ご自身の判断で接種するかどうかをお決めください。