2012.11.6 素晴らしき仲間たち -恩師の生誕91周年記念パーティーを開催して-

 2月14日のよもやま話に載せましたが、小生の人生に大きな影響を与えた師匠である恩師が今年の1月16日に亡くなりました。中学時代の「ただの塾の英語の先生」ですが、小生の知る全ての先生と、ちょっと器がちがいます。キャップと呼んでいましたが、キャップのようなスケールの大きな人間にはこれまで会ったことがありません。英語だけではなく、山の魅力や恐ろしさ、集団での生活素晴らしさ、独特のリーダー論、その他中学生には衝撃的な社会のいやらしさなど、いろいろなことを学ばさせていただきました。そのキャップが逝ってから一年も経っておらず一周忌もこれからではありますが、11月3日にキャップの生誕記念パーティーと銘打って盛大な祝賀会が開催されました。これはとても非常識なことだと思われるでしょうが、キャップはとても破天荒な教育者で、つべこべ言っとらんと行動せなかん!」と常に前向きで、「行動するならがむしゃらにせんかぁ!」と行動力に加え妥協を許さない執着、集中力があり、問題に対して瞬時に反応しないと次の瞬間には相手にしてもらえなくなる厳しさ、緊張感がついてまわり、その上に、一人はみんなのため、みんなは一人のためにという連帯感、やさしさを大事にして、集団生活する魅力や楽しさだけではなく、つらさや厳しさ、これらをわれわれに強烈に叩き込み続け、楽しいことや、大きなことが大好きな、とてつもない魅力のある素敵なみんなの親父的存在でした。そんなキャップですので、教え子たちは半年たってさびしくもなり、行動しないと・・・、集中しないと・・・と、緊張感、連帯感を植えつけられたわれわれだったので、没後10ヶ月目であるにもかかわらず、偲ぶ会ではなく、キャップの11月9日の誕生日にかこつけて生誕記念祝賀パーティーを明るく盛大に行うということに抵抗なく、自然に開催となりました。この会の呼びかけに150名ほどの教え子が瞬時に集まったことからも、キャップに関りをもった者みな同じ思いであることを確信しました。パーティの準備、運営すべてを、名女性リーダーがぐいぐい引っ張っていったことも大勢集まる大きな力となりましたが・・・・・。
 そのリーダーの千葉からの指示を受け、事前の準備を各自の判断で遂行し、当日は16時開催予定でしたが、自然発生的に多くの仲間が10時ころより集合し、各自で仕事を見つけ、会場を作り上げていきました。歌あり、踊りあり楽しい会の後は、二次会、三次会と・・・・気がつけば午前様。やっぱり同じ師匠を慕い、同じ苦労、同じ感動をし、立派に(?)育てていただいたた仲間が久しぶりに集まったわけですので、楽しくて帰るのがいやでいやで・・・気がつけば1時半でした。写真は解散直前のものです。

 小生は、こんな素晴らしい仲間にも囲まれています。幸せものです。

 ただ、キャップにはじめて会ってから40年以上が経ちました。われわれみんな、あまりいい意味ではない「大人」になっちゃっていることも否めません。純粋、純朴な少年少女の輝く瞳を思い出させ、また忘れないようにしなければならないとも思わせる、最高に素敵な会でした。

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